グーグルは5月19日、6月18日をもって Google AI Pro・Ultraおよび無料ユーザー向けの Gemini CLI と Gemini Code Assist の IDE拡張機能の提供を終了すると発表しました。同日、GitHub向けの Gemini Code Assist も新規インストールが不可となり、既存のリクエストも数週間以内に応答されなくなります。本日、Antigravity CLI も正式リリースされ、開発者はすぐに移行を開始できるようになりました。
グーグルによると、Gemini CLI は昨年のリリース以降、数百万人のユーザーや10万以上の GitHub Star、6,000件を超えるマージ済み PRを獲得してきましたが、ユーザーの作業形態が『複数エージェントによる協働』へと進化する中で従来のアーキテクチャではニーズに応えられなくなったため、ターミナルツールを Google Antigravity というエージェント優先開発プラットフォームへ統合することにしたとのことです。
Antigravity CLI は、Gemini CLI の核となる機能(Agent Skills、Hooks、サブエージェント、および『Antigravity プラグイン』と名称変更された Extension)を維持しつつ、3つの重要な改良を実施しています。Go言語で再構築されたことで応答速度が向上したほか、非同期ワークフローに対応し、大規模なリファクタリングや並列的な調査タスクをバックグラウンドで複数のエージェントに処理させることが可能になり、ターミナルセッションがブロックされることもなくなりました。さらに、Antigravity 2.0 デスクトップアプリケーションと同じエージェント実行層を共有しているため、コアエージェントに改良が加わればそれが自動的にターミナル側にも反映されます。
Gemini Code Assist Standard または Enterprise ライセンスを利用中の企業ユーザーや、有料 API キーを用いてサービスを利用している方々にとっては、今回の変更の影響を受けることなく引き続き Gemini CLI を利用できます。グーグルでは移行用の技術ドキュメントを公開しており、今後数週間以内にチュートリアル動画も配信予定です。