ウーバー、新社長ヘーゼルベーカー体制で人事・拠点部門を23%削減する再編

ウーバー(Uber)は6月3日、人事、採用、職場施設、企業文化を管轄する「People and Places」部門の役割の23%を削減し、高い比率で上級職が削減対象となった。同社の広報担当者は、この削減による影響を受ける人員は、ウーバーが全世界で雇用する3万4000人の従業員の1%を大きく下回ることを確認した。このリストラは、ジル・ヘーゼルベイカー(Jill Hazelbaker)が社長兼最高企業責任責任者に昇格し、People and Places組織が新たにその管轄下に加わった3週間後に行われた。内部メモの中でヘーゼルベイカーは、部門の一部が「複雑かつ断片的で、責任の重複、所有権の不明確化、チームが支援する事業やパートナーから離れすぎて活動している」状況にあると述べ、目標は「より連携が取れ、現代的で、運用面で優れた組織」を構築することだと語った。最高経営責任者(CEO)のダラ・コスロシャヒ(Dara Khosrowshahi)は別途従業員に対し、この変更は「Peopleチームの効果を最大化するために必要」だと述べた。

ウーバーの広報担当者はブルームバーグに対し、この人員削減はAIとは無関係であると明言した。これは、業界における同時期のレイオフ(一時解雇)の大半がAI投資をその理由として挙げている中で、際立った否定材料となっている。しかし、この背景は決して単純ではない。ウーバーのエンジニアリング従業員におけるAIコーディング支援ツールの月間導入率は95%に達しており、2026年のAI予算全体を4ヶ月で使い果たしたとの報道を受け、同社はエージェント型AIソフトウェアに対してツールごとに1500ドルの支出上限を導入した。また、従前は人事スタッフに認められていたリモートワーク特権も撤回され、これらの従業員は昨年6月から施行されている規定に基づき、週に最低3日はオフィスに出勤することが義務付けられた。ウーバーは2026年第1四半期のグロスブッキング(総予約額)として537億ドル(前年同期比25%増)を報告しており、現在も800件以上の有効な求人を掲載している。これには同社のロボタクシー(robotaxi)サービスの商用化を支援する職種も含まれる。

ブルームバーグ(Bloomberg) | CNBC