AppleとTeslaのサプライヤーTata Electronics、データ漏洩を確認 630GB以上が盗難された疑い、Appleが調査中

AppleのiPhone組み立てやTeslaへの半導体供給を行うインドの電子・半導体メーカーTata Electronicsは、ハッカーフォーラムに同社から流出したとされるファイルが掲載されたことを受け、TechCrunchに対し6月22日、「数週間前」にサイバーセキュリティインシデントが発生したことを認めた。このリスト掲示には204,300ファイル以上、計630GB超のデータが含まれていると主張されており、TechCrunchが確認したサンプルにはAppleのサプライヤー仕様書とTeslaの製造書類と思われるものが含まれていたが、その信憑性は独立して確認できなかった。セキュリティ研究者のRajshekhar Rajaharia氏はTechCrunchに対し、流出した資料にはOutlookのメールやり取りやSAP関連情報も含まれていると語った。同社の広報担当者は本件について「事業への影響はない」と述べたが、侵害されたデータの内容、顧客への通知の有無、AppleやTeslaのデータが露出したかどうかなどの質問には回答を拒否した。ロイター通信は別途、TataがiPhone組み立て事業の一部従業員にこの侵害を伝えたこと、Appleが調査を進めていること、そして身代金要求があったことを報じている。

2020年に設立されたTata Electronicsは、世界的なハイテク企業が中国からのサプライチェーンを分散させる中で、インドの製造業推進における重要な拠点として急成長している。従業員数は75,000人を超え、2023年には長年AppleのサプライヤーであったWistronのインド事業を買収してiPhone製造に参入。その後、Pegatronのインド子会社の株式60%も取得した。また、2024年にはTeslaと半導体供給契約を結んでいる。AppleとTeslaはいずれもコメントの要請に応じなかった。

TechCrunch