骊訊科技(Lisuan Technology)は、消費者向けゲーム用グラフィックカード『LX 7G100』の予約受付を5月20日20時より京東の公式ストアで開始すると発表した。この製品はTSMCの6nmプロセスを採用し、独自開発のTrueGPU(天図)アーキテクチャを搭載。12GBのGDDR6メモリや192基のテクスチャユニット(TMU)、96基のラスタライザ出力ユニット(ROP)を備え、インターフェースはPCIe 4.0 x16となっている。最大消費電力は225W(8ピン電源コネクタ1つ使用)。4系統のDisplayPort 1.4a出力に対応し、8K60 HDR再生も可能だが、HDMI端子は搭載されていない。API面ではDirectX 12やVulkan 1.3、OpenGL 4.6、OpenCL 3.0をサポートしており、マイクロソフトのWHQLドライバ認証も取得済み。これは国産ゲーム用グラフィックカードとして初めての快挙である。発売時には『黒神話:悟空』『サイバーパンク2077』『エルデンリング』『レッド・デッド・リデンプション2』『バイオハザード4』など100本以上のゲームに対応する予定だ。
性能面では、骊訊は3DMarkなどのベンチマークテストからLX 7G100をRTX 4060と同等クラス(FP32演算能力は約24TFLOPS)と位置づけている。ただしベンチマーク結果と実際のゲームパフォーマンスには差があるため、さらなる検証が必要だ。現状ではレイトレーシング機能やDLSSやFSRに類似したAI超解像技術は搭載されておらず、ドライバの完成度が実際のゲーム体験に大きく影響するだろう。骊訊は以前、量産工程やテスト手順を示す動画を公開し、国産GPUがいまだ試作段階に留まっているとの懸念に応えた。価格は未定で、初回販売は中国国内のみとなる。