米財務省、トランプ大統領の肖像入り250ドル紙幣をデザイン済みと認める 法案未成立も事前準備

ワシントン・ポスト紙の5月28日報道によると、米財務省当局者は財務長官ブランドン・ビーチ氏とその上級顧問マイク・ブラウン氏が昨年から何度も印刷局(Bureau of Engraving and Printing)に圧力をかけ、トランプ大統領の肖像をあしらった250ドル紙幣の見本を事前に作成するよう要求していた。WaPoが入手したデザイン画稿には、紙幣表面のトランプ大統領の肖像と「250 AMERICA」の文字、本人とベセント財務長官(Scott Bessent)の二重署名が記されている。ベセント財務長官は同日、ホワイトハウスの記者会見で公然と「この紙幣のデザインはすでに作成されている」と認め、「事前準備は必要だ」と弁明しつつ、最終的な発行権限は議会の立法による承認が必要だと強調した。

現行の米国法では、流通通貨に生存者の肖像を印刷することは禁じられており、サウスカロライナ州選出の共和党下院議員ジョー・ウィルソン氏は元大統領に関する制限を免除する法案を提出しているが、現在も下院金融サービス委員会で審議が停滞しており、共和党15名の賛同を得ているものの採決日程は未定で、上院通過には60票の閾値を超える必要がある。財務省の声明では、印刷局の運営資金は製品販売によるもので議会からの歳出ではなく、納税者の資金は関与していないと説明。この問題は超党派の激しい攻防を引き起こしており、下院少数党院内総務ハキーム・ジェフリーズ氏はこれを「人生ゲームのお札」と非難し、「自分のことは自分で管理しろ」と批判した。

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