9to5Macの報道によると、AppleはiPhone向けに盗難防止機能の開発を進めている。この機能では、ユーザーの手から端末が奪われたと検知した際に自動的にロックがかかる仕組みだ。システムは加速度センサーのデータやその他の動作情報を組み合わせて通常の動きと盗難時の状況を判別し、ペアリングされたApple Watchから得られる距離情報も活用して検出精度を高める予定だ。また、Appleは『Stolen Device Protection』で用いられている位置情報認識ロジックも取り入れる計画で、不慣れな場所で盗難が起きた場合には端末をロックするだけでなく、Apple IDのパスワード変更や『Find My』の無効化など、同機能が制限している重要な設定へのアクセスもブロックする。具体的なリリース時期は明らかにされておらず、現在開発中の段階だ。
この仕組みはAndroid 15の『Theft Detection Lock』と類似しており、端末内蔵のAIやモーションセンサーを用いて歩行や自転車、車両での持ち去りに見られる動きのパターンを特定し、自動的に画面をロックする。Appleはすでに『Stolen Device Protection』や『Find My』を提供しているが、これらは端末がロックされた状態で紛失・盗難された場合に対応するものだ。今回開発中の機能は、端末がロックされておらず使用中である状態で奪われた際の対策を目的としている。