5月23日、インドの広範囲にわたって猛烈な暑さが襲い、複数の地域で気温が44℃を超えた。パンジャブ州の病院では熱中症対策専用ユニットが稼働し、インド気象局(IMD)はジャールカンド州の3地区に対して熱波警報を発令した。テランガーナ州の財務大臣によると、今夏に同州の7地区で熱関連死が16件発生した。ラージャスターン州のチットールガルでは気温が44.2℃に達し、IMDは今後数日間でさらに2~3℃上昇する可能性があると警告している。デリーでも極度の暑さが続き、市内の一部地域では44℃を超える記録も出た。
気象学者らは、夜間でも気温が十分に下がらず回復が見込めないという異常な現象がリスクを増大させていると指摘している。この傾向により日没後でも脱水や熱疲労の危険性が高まる。野生動物にも影響が及んでおり、デリーの動物救助員たちは意識を失ったハトや、道路脇で脱水状態の鷲が多数見つかったと報告している。IMDは今後数日間、北インドの大部分で乾燥した猛暑が続くと予測しており、近いうちに雨が降ってこの状況が緩和される見込みはない。