デイビッド・サックス:AIがコード作成コストを下げる一方でソフトウェアエンジニアの需要は増加中――『AIがエンジニアを置き換える』という主張に疑問の声

5月25日、ホワイトハウスのAI・暗号資産政策責任者であるデイビッド・サックス氏は、AIが大規模にコード生成に活用されているにもかかわらずソフトウェアエンジニアの採用数は増加傾向にあると指摘した。その理由として、コード制作コストの低下によりソフトウェア需要が拡大しているからだという。サックス氏は、GitHub上のコミット数が前年比14倍に達しなおも増加中であるというデータを引用し、これが経済全体においてカスタマイズ型ソフトウェアが普及する生産性の繁栄の始まりを示していると主張。それゆえ『AIが大量失業を引き起こす』という通説に疑問を呈した。Indeedの統計でも、2025年9月以降から開発者職の採用が増加基調にあることが示されている。

この投稿は110万回以上閲覧され、コメントの反応は賛否ほぼ半々となった。Replitのミケーレ・カタスタ氏やe/accコミュニティのベフ・ジェゾス氏などの支持者は、AIの助けにより各エンジニアの生産性が向上した結果、企業側が積極的に人材を採用するようになったと論じた。一方で批判派は、GitHubでのコミット急増が単にLLMによって生成された質の低いコードの蓄積に過ぎないのではないか、またコミット数を実際のソフトウェア価値と同一視する論理に問題があると主張した。Hugging Face共同創設者のクレマン・ドゥラング氏もこの投稿をリツイートしており、Elvis氏(@omarsar0)は同様の傾向が研究職にも当てはまると付け加えた。

X / @DavidSacks